晴れたり曇ったり

短文の日記です。筋トレ、英語学習ネタが多いかもしれません。

杉村大蔵さんの講演

先日、杉村大蔵さんの講演を聞いてきた。

講演内容は以下。

 

「バカは活きる」~プライドを捨てた男の人生から学ぶ

自分らしさが活きるキャリア論

 

1.ライフシフトから考える日本の問題点

寿命が伸びているので年金の財源が不足している。

このままでは制度自体がもたない。

今の年金制度は岸内閣の時代(昭和32年から35年)に出来上がったもので

その当時の平均寿命で設計がされている。

調べたらその当時の平均寿命は65歳(男性)。

 

20年 勉強して

35年~40年 働いて年金を収め

10年 年金生活 

 

こんな感じの一生だったものが年金生活が40年以上と

なりそうである。これでは到底、制度がもたない。

年金制度の改正は必要である。

 

下記、大蔵さんのお話を聞いて思った事。

 

日本政府、とりわけ厚生労働省にとって

本当に良いタイミングで「ライフシフト」が

ベストセラーになったものだ。

生命保険会社、不動産投資会社も乗っかる形で

毎日のように「人生100年」と謳い始めた。

これ、年金支給開始年齢の引き上げのプロパガンダ

 

ライフシフトで提案されているのは

「時代の変化に合わせて、学び直して柔軟に働こう」

という事なので

衰退産業から成長産業への人材移動促進とそれにともなう教育、

政府には是非、その基盤を整えて欲しい。

 

その他、

2.リーダーシップについて

3.第四次産業革命

については内容的にご自身の腹に落ちていないように感じてしまった。

 

4.自身の芸能活動について

バラエティ番組では意識して薄い内容を大きな声で発言をしている。

自身としては特段やりたい仕事では無かったが

周りがそれを望む(ニーズがそこにある)のであれば一生懸命にやる。

時には鏡を見ながら、声を録音しながら、どうやったら喜んでもらえるか

考えたそう。

 

確かに、元議員さんで薄い内容を発言するのはためらう方も多いと思う。

一般的に議員さんは優秀な人がなるものだと思われているから。

 

「あ、あの人は意外と知識が無いんだ」 と思われたくないのが普通。

それをプライドを捨てて、ある意味演じている大蔵さんは突き抜けている。

 

また、将来の事はあまり考えず、今しか考えていないとも。

今、目の前の事を全力でやるとの事。